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2024年10月23日

心をコントロールする

元NHKキャスターで、現在は司会を始め講演や研修で
講師を務める渡辺弥生です。

先日、社員研修に行った際、
休み時間に
「心が弱くて・・。心に振り回されています」と
相談されました。

先日の基礎講座、感想にもありましたが
「心が王様で、体は奴隷。
だから王様には逆らえない」というように
考えている人が多いと思います。
私も、ずっとそう思っていました。
だから「心には従うしかない」と・・。

私が学び、講演でもお話しする哲学者の中村天風は、
「心と体は、生きていくための道具(用具)」と
教えています。

王様でもなんでもなくて、単なる道具。
だから、道具に振り回されてはだめだと。

ではどうするかというと
例えば、心配したり
落ち込んだり、悩んだりしたときは
まず自分が今、悩んだり心配したりしていることを
自覚すること!
自分を客観的に見ることです。

悩みや心配が、
対処すれば解決するものであれば
対処します。
例えば大雨や地震といった災害が心配なら
周囲にどんな危険があるのか、
どこに逃げるか、あるいは家にいる場合は
どうすればよいのか
食料は?水は?
と考えます。
そうして何が不安かがわかり
「備える」ことができれば
落ち着きますよね。

一方で、悩みや不安が、
過去のこととか
考えても仕方のないことだと分かったら
どうするか?

そのときは
全く違うことを考えます。

心は、一度に二つのことを
同時に心配したり、考えることは
できません。
その性質を利用して、無理にでも
他のことを考えます。
そうすると、だんだんと
冷静な自分を取り戻すことができます。

心はよく暴れます。
それに振り回されず
自分で手綱を持つことが大切。

そのために、いつも心の状態に気を配り
「あ、また心配し始めた」と
気づいたら
他のことを考えて、落ち着く。
そうしていけば
心配の穴にズボッと落ちてしまうことは
なくなってきます。

客観的な自分を作って
心を観察する。
暴れ出したことがわかったら
他のことを無理にでも考える。

社員の方に
そんな方法をお伝えしました。

心は道具。
そう考えるだけで
肩の荷が降りたような気がしますよね。
試してみてください。

心をコントロールする
この夏冷製パスタに大活躍したバジル。
ちょっと寒そう。


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Posted by 渡辺弥生 at 16:23│Comments(0)社員研修
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