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2019年12月18日

一流の極意

元NHKキャスターのフリーアナウンサー渡辺弥生です。

ドリームサッカーで司会をさせていただいた際
チームの釜本監督にちょっとお聞きしました。
一流の極意

「釜本監督のように
一流になる人はどこが違うんでしょうか?
持って生まれた運動能力、センスのようなものでしょうか?」

とお聞きしました。
そうしたら「う〜ん・・・」と
しばらく考えてからこうおっしゃいました。
「ノーベル賞を取った吉野さんが言っていた言葉
『目標持って情熱持って』と同じ。
どんな分野でも同じだなあと思ったよ」と
話をしてくれました。
「どうしたらゴールを決められるか、
いくつものパターンを考えて
シュミレーションしていた。
ゴール決められなかったときは
『どうしてダメだったのか』とことん考えた。
『こういうボールが来たら、こうシュートして』
と何パターンも考えて練習する。
大学では、先輩たちに『こういうパス出して下さい』と
お願いし、そのパスを受けてシュートを打つ練習をした。
だから
自分の中では全て『偶然ではなく、予定通りのゴール。
シュミレーションで何度も行なっているゴールなんだ。
メキシコオリンピックで決めたシュートも
全て自分で考え、シュミレーションしたもの。
考えてあるから余裕を持ってできる。
ぼーっとしてないで考える。
『考えてやる』ということかな」と
「考える」ということを何度もおっしゃいました。

「持って生まれた運動能力」とか「運」とか「才能」とか
そういう言葉は一切なく
「考える」「情熱を持って取り組む」を
繰り返しおっしゃり
その後は
実際の動き方
ディフェンスのかわし方や
シュートを打つ時の
足の踏み込み方などを
実際に体を動かしながら
教えて下さいました。
それも自分で考えて行なっていることだと
教えて下さいました。

一人で聞くのはもったいなくて・・汗

確かにどんなことでも
うまくいって喜んだり
失敗してがっかりしているだけではなく
「なぜうまくいったか、
なぜうまくいかなかったか」を
考えていかないと
成長はありませんよね。

他の選手の方にも
「試合では体より
頭が疲れる。
いろんなパターンを考えて
対処しているから」と
教えてもらったことがあります。

とことん「考える」こと。
これが「一流の極意」の一つなのだと
思いました。

いつも気さくにお話をしてくださる
とてもやさしい大レジェンンドです顔02


では今日の中村天風(1876〜1968実業家、哲学者
その教えは、野球界では広岡さん、王さん、野村さん、あの大谷選手
テニスでは松岡修三さん、経済界では松下幸之助、稲盛さんなどなど
多くの著名人が学んでいる)の教えです。

鋼鉄を鍛えるが如く
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

自己陶冶(とうや)とは
自己の人格を向上させることで、
あたかも鋼鉄を鍛えるのに等しい。

鋼鉄は鍛えれば鍛えるほど
その質を良好にする。
人間も自己を陶冶すればするほど
その人格は向上する。

自己陶冶を等閑視(とうかんし)すると
人間を向下(こうげ)せしめるような
消極的の暗示や価値のない誘惑に
われわれの精神が感応しやすくなり、

反対に自己の向上に必要な
積極的の暗示や、
または正しい自覚を促す真理に
感応しなくなる。

その結果、人生苦のみを多分に
味わうことになるのである。

中村天風


注1)陶冶… 生まれついた性質や才能を
鍛えて練り上げること
注2)等閑視…いいかげんに扱って
放っておくこと。
なおざりにすること。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼正しい自己陶冶は、本能心を整理する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(以下、志るべに掲載された
『研心抄』現代語表記版 第7章より
 引用抜粋)

なぜ自己陶治が正しくなされないと、
消極的な暗示や価値のない低級な誘惑に
吾々の精神が感応し易くなるかというと、

結論的に言えば、
本能心というものが
完全に整理されていないため、

その中に存在する
低級な動物的な情念や欲念が
常に心の表面に発動してきて、

その結果やたらに人を羨やんだり
または怨(うら)んだり、
あるいは嫉妬、猜疑(さいぎ)、復讐
というような低劣な感情、情念や
所有欲、自己本位な慾情がやたらと発動し、

それが直接の原因となって
精神感応性を
極度に消極化してしまうためである。

ところが自己陶冶が正しくなされると、
本能心が整理されるために、
動物的欲求心や感情念の発動が著しく減少し、
これまで感じた煩悶や苦労も
また目立って減少してくるのである###

〜こちらもよろしくお願いします〜
来年2月23日(日)に
公益財団法人天風会の講演会で
お話をさせていただきます。
静岡駅前にある「静岡音楽館 7階講堂」
13時半〜です。
入場無料です。
ぜひお越し下さいね!
一流の極意





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Posted by 渡辺弥生 at 10:40│Comments(0)取材天風哲学
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