エフエム江戸川の番組審議委員会に参加しました

元NHKキャスターで、現在は司会を始め講演や研修で
講師を務める渡辺弥生です。

今日はエフエム江戸川の番組審議委員会があり
江戸川区に行ってきました。

指定された番組を聞いて、思うことをお話しさせて
いただきます。
パーソナリティの皆さん、とても感じが良く
特に言うこともありませんが、
それでは意味がないので、
何度も番組を聞いて
私なりに思ったことをお話しします。

今回は眼科病院の医師に聞く「緑内障」の話と
江戸川区在住の広島、長崎被爆者で作る団体の
会長インタビューの２本について
意見を出し合いました。

どちらも聞き応えがありましたが
特に被爆者の会、会長さんのお話は
心に響きました。
８月６日、原爆が広島に投下された
その日に自分が見た光景を
細かくお話ししてくださいました。

長い間、
「思い出したくない」「忘れよう忘れよう」と
してきたことを話すのは
非常に苦しく、夜は眠れないほどになるといいます。
それでも、この事実を伝えていこうと
一生懸命お話ししてくださっていました。
壮絶な話で、聞くのもつらいものでしたが
ここから目を背けてはいけないと
こうした戦争の惨状を伝えていくのが
今生きている私たちの勤めだと思いました。

被爆者の証言はDVDに制作され
江戸川区の図書館で借りることが
できるそうです。

エフエム江戸川でも今後、
取材を続けていくとのことで
多くの方に番組を聞いてほしいと
思いました。